はじめまして!!はじめて電子メールというやつを出します。 私は、1997年の3月に「脱正義論」を読み、それからはゴー宣に 病みつきになってしまいました。 さて、本題に入ります。 「戦争論」を読んだ感想なのですが、結論から先にいいますと、わたしは、 小林先生の主張に、ほとんど賛成なのです。反対したくてもするところが ないのでしょうがないのです。 他の方の感想を読んでみると、実に色々な異論があり、大変興味深いのですが... 私は先生に洗脳されてるのでしょうか? さて、話は変わりますが、わたしは最近、大東亜戦争肯定論者の中村あきら先生 に大変興味を持っております。だれか中村先生の歴史観について詳しく知っている人 がいたら教えてください。 では、さようなら。 福島県在住 中川 大助 (23) (H10.12/11)
大久保さん今日は。 こないだ、アイデンティティの件で感想を書いた天野です。 貴殿のホームページを見ていて、パチンコ業界と韓国・朝鮮人の関係について疑 問を持っていらっしゃったので、私が知っていることを書きます。 パチンコ業界と朝鮮人の関係に疑いを持つのは差別ではないと思います。 まず、パチンコ経営者の中で在日の占める割合は非常に高いのは事実です。 全国に18000軒ともいわれるパチンコ店の内6割〜7割がそうであると言われて おります。これは大学時代の在日韓国人の友人も言っていたことです。 何故高いのかを簡単に言ってしまえば、彼らの職業選択にあたって日本社会の 同質主義・事勿れ主義の産物である就職差別が根底にあることは言うまでもな い事です。一般企業に在日が就職しようとしても、(その会社に悪意はないの かも知れませんが)「どうせならふつうの日本人の方が安心だ」という考え方 で、排除、つまり差別に遭っているのは事実です。 ただ、最近では「就職しにくいのは国籍の違いの為だけ」くらいに改善されて はきているようです。日本国籍の人と他国籍の人とを区別することが「差別」 になるとは思えません。現実に、既に日本に帰化した人を「以前は韓国人であ った」ことを理由に就職できなかったという例を私は知りません。 勿論、その中には朝鮮総連系の在日朝鮮人も多くいます。朝鮮総連から北朝鮮 に送金されている金がどんなに多額(北朝鮮の国家予算の大きな部分を占める) のはよくご存じかと思いますし、その金がどういう事に使われているかも論を 待たないでしょう。 従って、パチンコ業界の生み出す利益が北朝鮮のミサイル開発に使われていると いうような推測も、当たらずといえども遠からずであると言えるのでは? ところで、私も貴殿と同じ大学(甲南大)出身なもので非常に親近感を感じます。 これからも是非貴殿のページを見ていきたいと思っています。 以上 (H10.11/15)
はじめまして、私はメールネーム「動画マン」というただの一般人です。 私は大昔に小林よしのり氏の「東大一直線」で氏の名前は知っておりました。 その当時はただ「うーん、あんまし絵うまくないなぁ、女の子もかわいくない し・・・。」くらいの感想でした、話はおもしろかったですが。 最近はゴーマニズム宣言というタイトルは知っていましたが、特に読んだ事も なく、エイズ問題がテーマになった巻の広告を見て「この人も多くの漫画家同様 に反国家主義なのかなと思いました。今話題の「戦争論」も店頭で表紙を見て、 どうせ反戦を高らかに唱った内容だろうと思いつつ一応中身をめくってみると、 これがビックリ 今までの常識とはまったく違うもので、正に正論を描かれていた。僕も以前から 日本極悪論には大反対で、東京裁判史観によるいわゆるアジアにおいて日本はとん でもない迷惑をかけた、という説は否定します。むしろアジアの欧米列強の植民地 時代を終わらせたすごい国で誇りでもあり、日本人に生まれて本当に良かったとも 思っています。 と、こう書くとなんか右翼か国粋主義者みたいですが、別にそういうわけではあ りませんので・・・。ちなみに職業はアニメーターです。まったく無名ですが。 歳は・・・はずかしいのでないしょです。かなりの歳です。 昨日10月30日深夜、私的にはワースト番組(じゃあ観るなよというツッコミ はなしです。)の「朝まで生テレビ」で小林氏の戦争論をテーマにしていました。 しょせんテレビ朝日、朝日新聞系ですから意図的にこの漫画を告発する内容かとも 思っていました。しかしけっこう「味方」がいたせいか、テレビ局としては思惑が 外れたかもしれませんがまあまあ中立的な感じでした。しかし、あいかわらず反対 側の席の方々はいつもの意見ばかりというか、今だ学生運動しているような左系の 人とかヒステリックに日本人悪しをがなり立てるケバイおばさんとか大学の教授だ からってつねに正しいわけじゃないぞおじさん等々、ああまたかという意見ばかり でした。 しかし、ニセバカボンパパこと田原氏や何人かの防衛必要なし発言には反対です。 北朝鮮は絶対に攻めてこないし、他にも日本が攻撃される心配はない。だから防衛 などいらない。と言う論理は間違いです。防衛に関しては賛成反対はあるでしょう し、私だって軍人になんかなりたくない。(モデルガンを集めるなら了解するが本 物の銃なんて持たされるだけでもビビってしまう。)しかし国があればまず一番に 必要なのは防衛力です。国民を守らなければならない。日本は島国でまわりは海に 囲まれてすぐに他国が攻めてこないせいもあって以外と無関心ですが、どんな国で も防衛重視です。そのテレビでケバイおばさんや平和に貢献したことのないボート ねえさんらがなくても大丈夫だし実際そういう国もあるような発言をしていたがい たが、永久中立国スイスだって強力な軍隊を保有しています。テポドン(パチンコ 業界は大体が朝鮮系で、多額の資金が流れているらしいとパチンコ屋に勤める友人 が言っていました。)などが飛来してくる可能性が1%でもあれば、そういう兵器 を持った国がすぐそばにあれば、防衛を怠ってはならないのではないでしょうか。 「どうせ防ぎようがないからしょうがない。」からと言っても裸のままボーっとし ていたらそんな兵器は使わずとも艦船で押し寄せて来るかも知れません。逆に島国 という事で逃げ場はありません。 まあ、その番組の影響でもし小林氏のホームページがあればちょっと応援のメール でもだそうかと思い、検索エンジンで探していたら特に見つからず、こちらへ寄ら せていただいたというわけです。 申し訳ないのですがすみからすみまで拝見したわけではないので、小林氏のファン であることはわかりましたが、戦争論については反対か賛成かはちょっと読みとれま せんでした。ごめんなさい。 私はまるっきりあの漫画の通りかどうかはわかりませんが、小林氏を支持します。 戦時中、中国人に乱暴した将兵がまったくいないと言えば嘘でしょうし、また逆に 日本の一般人が乱暴されたことだってあったでしょう。たとえば朝鮮人だって戦争中 に民衆のデマによってなぶり殺された話も聞きますが、戦後、アメリカ兵や朝鮮人が かなりひどい事をした事実もあります。(多分殺人、略奪、婦女暴行等々でしょう。 しかしマッカーサーのいわゆる検閲によって新聞にはいっさい出なかった。) 勝てば官軍負ければ賊軍で、どう考えてもありえない南京大虐殺は常識で今も軍国 日本を叩く「ネタ」になっています。しかし、人々が街中に出る昼間の出勤時間に、 近くの呉軍港ではなくわざわざ広島市の中心地に原爆を落とし、今までに南京大虐殺 で言われている被害者数と同じ30万人を殺戮したアメリカはあやまるどころか戦争 終結に結びついたと自画自賛している始末です。(人体実験をしたかったのでしょう。 実際に戦争直後多くの化学者を素早く送り込んでいますし、日本側の資料をごっそり 持って帰ってしまいました。)しかも日本人の中にもそれを納得してしまってアメリ カに賛同している人も大勢います。戦争終結に貢献したとしても長崎にまで落とすこ とは必要なかった。また、東京大空襲も民間人を少しでも多く殺すためにまず東京の まわりを囲むように爆撃し、退路を断った後に焼夷弾を大量にほおりこんで燃やし尽 くした。(同じようにドイツのデレスデンという都市も被害にあっています。)一晩 に多くの民間人が亡くなりました。広島も長崎も東京や多くの都市も軍人ではなく民 間人が標的にされました。基地や軍事工場があったからという「いいわけ」をアメリ カはしていますが、ピンポイントでそういう目標を狙ってはいない。そのころはもう 日本は制空権などないに等しかったですからやろうと思えばできた。B29に対抗で きる戦闘機や熟練したパイロットもほとんどいない状況でしたし。(局地的には 343航空隊という超優秀な部隊はありましたが基地は四国でした・・・。) 民間人を目標としたという点であきらかに国際法違反ですが、アメリカはそれを当 然認めていませんし日本人もそれを非難する人は少ないようですし、言ってもマスコ ミが封殺してしまします。逆になぜか軍国主義者や右翼などのレッテルを貼られてし まいます。 しかし、別に今さらアメリカと戦争しろとはいいませんし、徴兵されるのはいやで す。アメリカ人の知人もいますし。ここまで貿易など経済的に結びついてしまった以 上、もう戦争は不可能でしょう。体の一部がつながっているようなものですから。た だ、あやまってほしい。100%ありえませんが、謝罪してほしいものです。中国や 韓国にこそこそ日本に謝罪を要求しろと耳打ちしているヒマがあったらお前があやま れ、と言いたいです。ちなみに一般人どうしで悪い行為に対して謝罪するのは当然で すが、国どうし、政治レベルでの謝罪はどんなに悪い事でもしないのが常識のようで す。見くださられたり軽蔑されることすらあります。(マレーシアのマハティール首 相などは日本が今も謝罪し続けるのを不思議に思っていますし。)結局そういう事は 弱みをわざわざ世界中に見せている事になりますから、多くの国民を守らなくてはな らないのに逆に危険にさらしてしまう可能性もあります。現にバカ殿こと細川元首相 の戦争謝罪発言でヨーロッパの日本人ビジネスマンが大分迷惑したそうです。おそら くこんな感じでしょう。「お前ら戦争犯罪者とは契約しない。」と言われ反論しても 「国が自ら認めているではないか!」と返されたら所詮一個人の言い分など通りはし ない。一国のそれも元首の言葉の方が重いに決まっています。 戦争はお互いに殺人を認めた究極のケンカですから勝った負けたはあってもどちら かが一方的に悪いとは言えない、と思います。特に日本が全面的に悪いという論理な どは絶対にありえない。しかしいまだにそれが常識と化し、まかり通っているのが現 状です。特に若者で正義感が少しでも強い人たちに多いようです。だいたい周りを見 ても、まったく無関心か日本悪しのどちらかです。私みたいに日本は悪くないという とめちゃめちゃいぶかしがられますし、軽蔑すらされます。 そんな中、小林氏が落としてくれた「爆弾」には手放しに喜んでしまいました。こ ういう「真実」がおおやけに発表されることは間違った「歴史」を将来につなげない 為に必要だと思います。 ひとつ心配なのは小林氏自身です。 アメリカの許可を得ず日本自立の為に勝手に中国と国交を回復し独自の資源確保に 動いた田中角栄氏はロッキード事件を引き起こされて潰されました。一時ユダヤ陰謀 本が流行った時は早朝のキリスト教系のラジオ番組まで使って徹底的にもみ消そうと しました。(余談ですが、アニメーターの板野一郎氏が「エンゼルコップ」というビ デオアニメで、北海道はユダヤ資本の手で酷い事になった的なシーンを入れたおかげ で一時干されていた時がありました。本当かどうか、命を狙われたウワサすらありま す。たしか5,6巻が何年も出なかったはずです。)石原慎太郎氏の「NO」と言え る日本がベストセラーになった時はアメリカでは悪意に満ちた誤訳本が出回り、国内 でも反論本が出版されたり、反論があちこちの雑誌等でにぎやかでした。アメリカ万 歳な発言の多いデイブ・スペクター氏もあちこちで発言していました。功を奏したの か、友人は石原氏を指して「ああ、あの軍国主義者か。」と言っていました。また、 南京大虐殺否定発言の時はスポーツ新聞(たしか東スポ)になぜかタイミング良く、 東ドイツの牧師だか神父が南京大虐殺の証拠を持っている事が判明したと載っていま した。 話がそれましたが、なにかの形でアメリカの「反撃」があるかもしれません。再び オウムに襲われるのか事故かねつ造スキャンダルか何かはわかりませんが・・・。こ う書くとちょっと映画の見すぎだと言われるかもしれませんが、「事実は小説よりも 奇なり」ですから。とにかくその点が心配です。小林氏のような「正論」者でそれな りに影響力を持った方は用心した方がいいと私は思います。 なにか考えがまとまらないまま、ただダラダラと長文を書いてしまいました。乱文 ですみませんでした。もしここまで読んでいただいたのでしたら感謝いたします。私 の戯言につきあってくれてありがとうございました。 もしホームページに載せるのでしたらメールアドレス、本名等は出さないでくださ い。どこかの悪戯好きの方からメールボムいただいても困るので・・・。 メールネーム「動画マン」でお願いします。 では。 (H10.11/01)
(大久保より) パチンコ業界と朝鮮が繋がっているというのは初めて聞いたのですが、 それこそユダヤ陰謀説と同じ差別感情から出たデマではないでしょうか? 誰か、詳しい方情報お願いします。
小林氏の視点が「地域」→「国家」までであり「世界」に届いていないとの 指摘ですが、これはすなわち 1)地域住民としてのアイデンティティ(東京都民・神戸市民等) 1他)株式会社・団体・・の社員・職員としてのアイデンティティ 2)国民または民族としてのアイデンティティ(日本人・アメリカ人等) 3)地球人としてのアイデンティティ(地球人・・?) 上記の内2)までしか届いていないと読み替えればいいのでしょうか? 私は現在のところこれが限界なのではと思ってしまいます。 何故なら、アイデンティティは外部に他者の存在を意識して初めて生まれてくる ものであると考えるからです。 例1)日本人の黒船来航までのアイデンティティはせいぜい「播磨の国の人、 長州人等」どまりであり、大多数は「日本人」としてのアイデンティティ など持たなかった。 例2)他民族・他文化の坩堝であるアメリカはその性格上、常に分裂の危機を 内在しているが、アメリカ国民としてまとまるために絶えず外部に「敵」 が必要である。 すなわち「ナチス・大日本帝国等」→「ソ連・共産主義」→「イラク」等の。 ソ連が崩壊し冷戦が終結したとたん、ロスの暴動が起こったことはご存じ でしょう? 従って、3)のアイデンティティを持つためには「地球外の知的生命体」の発見 または来訪来襲を待つしかないでしょう。 (「インディペンデンスデイ」みたいなものです。) (H10.10/18)
(大久保より) 例えば、オゾン層の破壊、森林の減少。これら地球規模の現象がその代わりに ならないでしょうか?「地球」が、人類に対する共通の敵ですね^^;。 「ガイア」思想は、江戸時代の人には想像も出来なかったでしょうね。 現代人にとっては、それ程 奇天烈な考えでは無いと思いますが。 後は、宇宙ステーションなどで暮らすようになれば、国境の観念の無い 新人類が生れる可能性はあると思ってます。
ご返答ありがとうございます。 人類共通の敵としての地球環境問題という視点は、ちょっと思いつかなかったです。 確かにガイア理論がもっと世界中で普遍性を持てば、そういう地球人としてのアイ デンティティが、世界共通のものになるとは思います。 でもその為には、やっぱりもっと危機的状況にならないと難しいのでしょうね。 やはり一般レベルでは、まだまだ実感として皆が危機感を持っているという状況では ないですから。 地球外に人類が進出したら〜というのもちょっと考えつかなかったです。 先のメールの補足として、「国民」というアイデンティティと「地球人」としての それとの間に、アジアや欧州といった世界地域のそれも存在しますね。(EC等のように) でもこれに関しても、日本では「大東亜共栄圏」として、否定的扱いを受けてしまい ますが・・難しいですね。 大久保さんのサイトはいつも見て楽しんでおります。 ゴー宣は、おもしろいのすぎて、よく気をつけていないと、そのまま信じてしまいそう になるりますね、いつも様々な角度からもう一度考え直す態度をもちつつ、客観的に 彼の意見を聞いていきたいです。 (H10.10/26)
大久保さん、はじめまして。 いつもゴー宣感想文のページを愛読している読者の一人です。海外に住んでいて、 SAPIOはおろか単行本でさえ発売と同時に読むなどということは不可能なので、大久 保さんのページはほんとうにありがたいです。大久保さんの感想じたいが、どなたか も書いていましたが、冷静で気持ちがいいのと、ゴー宣の内容もかなりのところまで 推測できるからです。 実は昨日日本の母が突然「買ったから」と「戦争論」を送ってくれ、さっそく読みま した。ここのところのよしりん関係の本は、ゴー宣もそうですが、なんだか読むと興 奮して眠れなくなるものが多く、無性に誰かにこの気持ちを聞いてもらいたくなるの で、大久保さんにお手紙をさしあげることにしてしまいました。 「興奮する」といいながらも、「戦争論」自体はけっしておもしろい本ではないなぁ と思いつつ読みました。最後まで読むのが苦痛だったくらいです。ゴー宣初期のころ は、よしりんの「わしにはわからんけど」みたいな、扱うテーマに対する素人的な立 場が最初にビシっとあって(といっても書き手としてはもちろんプロフェッショナル ですが)、だからこそさいごのゴーマンが非常に生きてきて奇想天外な面白さがあっ たと思うのです。しかしここのところのゴー宣は、戦争論も含め、よしりんが勉強し 過ぎではありませんか? 勉強したこと、分析したことを連綿と書き連ねた挙げ句の ゴーマンが、まるで説得のひとことみたいになっていて、最初から筋書きが見えてし まっていて、つまんない。よしりんの、戦争の賛美的なとらえかたも、たとえ「洗脳 されている」といわれようがなんだろうが、わたしには受け入れがたいものであった のでなおさら、読むのが辛かったのでした。わたしのような、よしりんの主張に賛同 してはいないけれどもゴー宣を買い続けている読者というのは、実際はどのくらいい るのでしょうね? 私の場合期待があるから買い続けるのですが、今回はほんとにハ ードでした…。 「戦争論」の内容の細かいことについていちいち目くじらをたてたい気持ちもちょっ ぴりありますが、きりがないのでひとつだけ。わたしのここ (スイス) の友だち (ニ コルって言うんですけれど) のおじいさんが、先の大戦中に中国本土で、日本軍にと らえられた中国人たちの待遇改善のために動き回っていたそうなのです。そのおじい さんはもう亡くなってしまいましたが (まだ存命していたら是非私も話しを聞きたか った。でもこれは自虐的な趣味によるものではありません(笑))、ニコルが子どもの 頃「あの頃の日本人はひどかった」という話しを聞かされたことがあるそうです。( よしりんにいわせれば、ニコルのおじいさんも支那撹乱工作兵にまんまと騙された一 人ということになるのかもしれませんけれど…。) そういう残虐な日本人の話と、よ しりんの描いた残虐な「支那人」の話の、両方を聞ける立場に私はいるわけですが、 ニコルのおじいさんの話を聞いたからといって日本人だけが特別残虐だとも、よしり んの描いた漫画を見たからといって支那人だけが特別残虐だとも思いません。逆に日 本人だけがよしりんのいうように特別すぐれていたとも思わないし、支那人の全員が 聖者だったとも思いません。日本と中国、朝鮮、アメリカ、ドイツ、旧ソ連などなど に限らず、表面的にはショッキングな話しがあまり聞こえてこないフランス、イギリ ス、そしてスイスの人たちでさえ、あのような残虐さ、崇高さ、差別感情、あるいは 痛快さまでを、それぞれ発揮したり、または発揮しうる可能性があったと思うのです 。だって、同じ人間なのだから (使い古された言葉で恥ずかしいのですが)。わかり あえないことももちろんあるけれど、そんなのは日本人同士でだっておこりうること だし、それよりも私は、行ったこともない遠い外国の文学や映画に接しても、やっぱ り感動したり泣けたりできる共通性のほうに注目したいのです。だから、よしりんが 戦争論でやった日本人のプラス方向の差別化は、この国境がなくなりつつある現在に おいていったいどんな意義を持っているのだろう?と疑問に思うことしきりでした。 日本人のアイデンティティって、よしりんのやり方以外にも確立する方法はあると思 うのですが。 こりずにもうひとつだけ (ごめんなさい!)。 わたしはたまたま現在国民皆兵の国で 生活していますが、その軍隊もやはり戦闘は自衛のときだけしか許されていませんし 、近年は兵役拒否をする人が続出、軍備も大幅に縮小されました。「祖国を守るのが 市民」って、だから世界の常識だとは思えません。なんで祖国だけ? 共同で地球を 守ることを意識せざるをえないほどに現在の人類は追い込まれていると思うのですけ れどね。 はじめてなのに長くなってしまいました。大久保さんの「戦争論」感想文UPの日を首 を長くして待っています。 それでは。
(大久保より) > 「戦争論」感想文UPの日を首を長くして待っています。 うぅぅぅ…、期待しないで待ってて下さい^^;;;;。
こんにちは。(こんばんはかな?)INAと申す者です。貴ホーム ページに、「ゴーマニズム宣言」のキーワード検索で行き当たりました。 私も少し「新ゴー宣」77章を読んで思ったことがあるので書きますね。 今回読者からのアンケート結果を中心に話を進めてますが、私が大いに気になったの は子供の発言を引用して、「小中学生でも国を守るために死ねると言っている」、 云々、と描いてあった下りです。これは37章(「朝ナマ」出演時のエピソード)で は、「子供がこう言ってますね」とFaxを引用する司会者に対し「何が子供が言って るだ」と反発してたのと全く矛盾していると思います。子供の発言をタテにして自分 の都合の良い方に論を運んでるような気がする。私は子供は子供だと思いますので、 その発言をこのように使うのにはどうも抵抗を感じてなりませんでした。 とは書きましたが私も一応ファンではありますので、今後も「新ゴー宣」は追いかけ るつもりです。こちらのホームページにもちょくちょくお邪魔する予定ですので、よ ろしくお願いします。 P.S. 私も六田登好きです。「カメ」は大久保さんのリストでは「外した方」に 入ってましたが、私は結構好きですよ。
はじめまして。ハンドルネーム威王として、自己紹介させてもらいます。 さて『反小林よしのりの読者が増える理由』を読んで2、3の感想を 「人は倫理を求め続けずにはいられないし罪の意識はかならずある」 「わしの中には神がいるが宮台の中には神がいないのだろう」 小林と宮台の一番大きな違いとはココなんでしょうね。 とおっしゃっていますが、私もここが重要だと思います。でも、小林よしのり さんとその賛同者達に共通して思う事は”時代の流れにそっているのかなあ” という事です。既に、共産主義によって無神論がとなえられ、その共産主義さえも 崩壊してしまった今日。すでに、神がいない論など、19世紀にさんざんいわれた のに、また”神がいる事を前提とする”ナショナリズムですか?おいおいって感じ ですね。(まあ日本の神は、汎神論的傾向とそれをたばねる天皇システムうんたら だと思いますが)。情報化が進んだ時代に一元的な価値観でまとめる事ができると 御思いで?ましてや、環境問題はもう地球一致で解決しなきゃなんないのに、又” 我々の神”ですか?私は宮台ファンでもなんでもないですが、彼のいうように、 となりの関心のない他人とどうつきあうっていくか、がより問題なのでは?あれ ですよ、ドストエフスキーばりの”神が必要だ”論はもうあの太平洋戦争時代 ナショナリズムが互いにぶつかりあって終わったでしょう。まあ、小林よしのりさん の考え方は別になくなると思いませんが、単なる一つの考えとして終わるでしょうね。 (せまいから) 「つまりわしこそが評価の基準を与える父権だと心の底で認めているのである」 そういう事になりますな。 いやいやこれも苦笑。あの自由主義史観派の石原慎太郎氏が(私の大学の先輩 ですが)、たけしのTVタっクルでさんさん父権の復活についての論議で負けて おいて。。。。いやはや時代の逆行。 「そして実はまったくその通りなのであって」 「あまりに多くの人がうなずくから、それが恐くて「反・小林よしのり」は どんどん増えていくのだ」 うむ、そういう事になりますな。 いやいや回りをよく見た方がいいですって。小林よしのりさん派でもましてや 左翼的でもどっちでもない人(つまりあなたたちに関心のない人)が多いですから。 自意識過剰ですよ。 あとは面白くないのでちょっと。 こういって小林よしのり派に反論すると全て”サヨク”にされてしまうから、 私は嫌いです(過去の経験から)、別にその論はまあ古めかしい論だけどいいかなあ と思うけど、その”信者”さんたちが結集して、宗教団体のようにふるまうので、 その理由で私は小林よしのり派を嫌いです。
(大久保より) 私も、そういうファンは嫌いです。^^;/
はじめまして。今日はじめて訪れます。 よしりんの切り口&書き口は好きなほうで、高校にいたときは図書館のゴー宣単行本 を借りてきては読んでました。 ところで私は所左派じゃなくて所沢高校を今年卒業した、卒業式を欠席した卒業生 です。 卒業のときはまだそうでもなかったけど入学のときはいろいろ大変だったみたいで す。なんか政治団体も来て「所高を廃校にしろ」とか叫んでるし。結局彼らは「日の 丸・君が代」をやんないから気に食わないんですね。自民党も共産党も自らの思惑で 動いてるし、うちら関係者はどこいったんだって感じです。 70章を掲載しているSAPIO 6/10号にやっとお目にかかれました。所沢の図書館では もうひっぱりだこ。で、新ゴー宣を読んでみると・・・おいおい、こんな歪んだ情報 どっから仕入れてきたんだ?(産経グループだろうけど) 生徒権利手帳ねぇ。わたしも所高に3年間いて初めて聞いたよ。 なんか・・・産経の情報そのまんま鵜呑みって感じでした。 従軍慰安婦問題のときに「報道はマスコミのフィルターを通して来る」って教訓はど こへ行ってしまったんだ〜(TT) 詳しい事実誤認の指摘は私のHP (http://plaza12.mbn.or.jp/~masato_i/index.html)内にあります。 はっきりいって醜いほどの重箱の隅つつき様(^o^) 直接URL http://plaza12.mbn.or.jp/~masato_i/doc2/shiteki.htm ああ、別に所高生が自由や生徒会権利章典 (http://plaza12.mbn.or.jp/~masato_i/doc2/shiryo/seitokai/kenri.htm) を盾に好き勝手やってるってことはありませんよ。 生徒会権利章典にもちゃんと「これらの自由は,他人の権利を侵さない範囲において 有効であり,又常に責任を伴うものであることを忘れてはならない。」ってあります し。できれば思いっきり広めてほしいな。まだ誤解されてるとこが多分にあるし。 霧生
(大久保より) こういう身近な人からの情報は有り難いですね。…因みに、私は 霧生さん が、所沢高校の卒業生というのが本当かどうかの裏は取ってません。(←泥沼^^;)
どうもはじめまして。『ゴー宣』感想文、いつも楽しく読ませてもらっています。 随分と更新が滞っておられますが、お忙しいのでしょうか。それならば 気長に待っていますが、まさか醒めてしまったのでしょうか。だとしたら残念です。 あなたの『ゴー宣』に対する評価は、すごく冷静で、読んでいて面白いです。私以 外にも、けっこう楽しみにしている人が多いと思うんです。だから、早く続きを書い てください。要するにそういう感想です。 悪徳栄
水野です。 では宣告通り、この章に対して意見させていただきます。 まず、小林はテロリストに殺された二名のペル−軍人に対して「日本人を守って死 んだ」と表現している。 「日本人を守って..」小林がこう表現したのは小林に「ある意図」があっての大 袈裟な表現とする。 じっさいペル−の軍人さんは「日本人」を意識して職務をまっとうしたワケではな いでしょう。 言える事は命を落とした二名の軍人には「プロ意識」があった、これは当然ですよ ね? 私はペル−の軍人も庶民も知りませんから、彼らがどの様な人間なのかはわかりま せん。 今回の武力突入に対しては「OK」 「NO」どちらとも言いません。 「ベリ−解決に終わった」こう言います。 また小林は「リ−ダ−・セルパが息子にあてた手紙は、まるで無事生還と信じてた かのように楽観的だ」 と言っています。 これには二つの理由をあげます。 1、ただの自信過剰なアホだから。 2、テロリストおよび革命家は「希望」を前提として動くから。 絶対勝つ!! この意気込みなくして革命はできないから。 これが私の定義です。 さて、大久保さんが気に入らない「国の為に死ねるか?」この言葉ですが、私は別 にそれほど意識しません。 もっとも、私は「国の為に」死ねる人間でありたい。 「私は」ですから反論は流します。 では次に、この章の小林の言葉に対しての大久保さんの感想について。 (大久保さんの感想をバカにしたり、私の方が賢いとしているわけではない、本心 はそうかも知れませんが..) 小林の言葉「ハイジャックされた時に..「もう即、死を覚悟すべきなのだ!」こ の言葉に対して大久保さんの意見は 「そうと、なぜ言えるのか?」 「年端もいかない子供も死を覚悟すべきか?」 この様な言葉を語ってましたよね? 私が小林の言葉を聞いて思考したのは「外国では犯罪を身近に感じ、日本人よりシ ビアに考えている」 「日本人がハイジャックに遭遇した場合、即殺されるなどとは思わず、機内から携 帯電話で友達に、 「あっ! まゆみー? きいて、きいて!! 今ね! ハイジャックされてるのぉー! ちょ−シゲキ的ってカンジ!! あした学校いったら詳しく話すから! じゃーねー、バイバイ!」 こうです..。 おそらく小林の懸念もこれだと思いますよ。 空からサリンまいて都民を殺そうとしてたオウム一派の上祐に対して「愛してます !!」ですから..。 日本人が海外へ旅行に行く場合、それは殺されるかレイプされに行くと考えなさい ..。 小林はこう言いたいのでしょう。 断言します! もう一つ、 「個人が大事、私が大事を貫くのは醜悪だ」小林のこの言葉の意味は、私が大事を 「 貫く 」 のは 醜悪だ。 こうなる。 人間はもともと醜悪で、それが当たり前であるが、それを「きわめて/当然の様に /幼い子供の命より/なにがなんでも/私を /貫く/のは「醜すぎる醜悪だ」私はこの様に考えます。 私は、ですが..。 ついでにもう2つほど..同章においての小林の言葉で「人々の公共性の最大範囲 は、世界の為ではなく、国の為にだろう。 これに対して大久保さんの意見「家族の為や宇宙平和の為に..」でも良いのでは ? 「宇宙平和の為」と言うのは、まあ、おいておくとして、「家族の為に」これにつ いては、「人々」これをどう解釈するかが ポイントになると思います。 大久保さんは「家族の為に」。 私は「人々の為に」。 小林さんは「国の為に」もしくは「スチュワ−デスの為に」。 今のところはこれで良いのではないかな..。 サジタリウスを「ひきあい」に出すのは大久保さんのスゴイところです。 なかなかの「やり手」ですね(爆笑) では、今日はこのへんで。 このペ−ジを祝福します。 ゴ−マンすぎましたか? もしかして、私のこと...殴りに来る? わしの「こと」、「こと?」殴りに来る? へんなテキストだな..。 それじゃ大久保さん! あとの事おまかせします! 私は喫煙者です。 ハハ...。 以上ですが反論あればどうぞ。 キツイ言葉でもけっこう仮面ですよ。 ちなみに、第48章 酒鬼薔薇に踊らされてるやつら にて、欄外に私の手紙が掲載されてます。 あれが私の本性です。 もっとも、私は掲載目的で手紙を出してるわけではありません。 先生にしてやられたのです..。 では、大久保さん! カゼひいたので寝ますね。 H10.5/15 水野より
(大久保より) 煙草は、マナーを守って吸って下さいね! ^^;/。
突然のメール、失礼致します。 貴方様の新ゴー宣(SAPIO)の感想は、普段「SAPIO」を購入していない私にとって とってもありがたいです(単行本になってから新ゴー宣を読むタイプなので)。 しかも貴方様は、「よしりんの言うことなら何でも許す!」というタイプではなく、 客観的に「ここは納得いく」「この点は疑問」等、正直に誰に媚びるわけでもなく 感想を述べてらっしゃるので、読んでいてとても好感が持てます。 これからも感想文のコーナー、頑張って下さいね。 読んでいて楽しいし、タメになるし本当にありがたいページです。お気に入り! (図々しいですね、私) では、失礼致しました。 貴HPの発展を心から祈っております。 H10.3/24 里美(主婦)
今晩は! 先日、貴方様に突然応援メールを送信した(失礼致しました)、里美です。 わざわざ、お返事頂いて恐縮です。お忙しい中、すみませんでした。 「ゴー宣(現在、新ゴー宣)」は、正直いって「薬害エイズ」の辺り(正確には 「薬害エイズ運動」ね)から、何か・・・自分の中では冷めてしまいました。 それでも単行本はこれからも購入し続けるでしょうが。 以前は読者でありながらも、よしりんのメッセージに一緒に考えたり悩んだり してきましたが(感情移入)、今は客観的に「ただマンガを楽しむ」という スタイルを取ってます。 こういう読者はきっと少ないと思うけど・・・(苦笑)。 大久保様のHPは本当にタメになるので(本家よりね)、 私のようなワガママな読者(単行本しか買っていない・・・)にとっては とても有り難いです。 「熱狂的な賛辞」でもなく「一方的な否定」でもない、あくまでも「感想」 というスタイルをとっている貴方様の文章が好きなので、これからも頑張って下さいね。 では、この辺で。 お返事わざわざ有り難うございました。 乱文でごめんなさいっ。 H10.3/30 里美(主婦)
初めまして。私は14章問題やよしりんウオッチにも意見を出した源ちゃんと申しま す。大久保さんの「ゴー宣」の感想文はいつも楽しみにしております。 さて、今回メールを書いたのは55章における大久保さんの感想に幾つかの疑問を感 じたからです。乱文で失礼しますが、どうぞお聞き下さい。 【「うっかりするとわしの著作と間違いかねないように作られてるな」 違う。この本は、小林よしのりに対する反対意見であり、小林よしのりファンに 見 つけてもらうために「小林よしのり」の文字が目立たなければならないから 大きく 書かれているのである。】 しかし、私が見た限りでは、この本を店頭に置いている書店は新宿ルミネ2の4階に ある書店だけでした。それも、他の本に埋もれるような形で置いてありました。この 状態が続けば、「脱ゴーマニズム宣言」「小林よしのりへの鎮魂の書」と大見出しで 題を付けても、ゴー宣ファンの目には届かず、結局最後に残るのは「小林よしのりの 名声におんぶしようとした」という不名誉なそしりだけでしょう。それに、自分の主 張に本当に自信があるのならば、堂々と「上杉聰」「慰安婦問題の真実」と大きく表 紙に載せるべきです。私は、上杉氏は自分の主張に自信がないのに、変なプライドを 上杉氏は捨て切れていないから、小林氏とゴー宣のネームバリューを利用したのだ、 と思います。 【それに「これは漫画家 小林よしのりへの鎮魂の書である。」と表紙にでかでかと 書いてあるのに、「うっかり」小林よしのりの著作と間違える人が居たら、 そいつ が馬鹿なだけである。】 うん、それはそうでしょうね。皆、一応中身を立ち読みしてから買いますものね。こ の本を買う人は、ゴー宣が嫌いな人か、大久保さんやカナモリさんみたいにゴー宣を 卒論や研究に使う人ぐらいでしょうね。それに55章で完全論破されてしまったから 、この本を買うゴー宣ファンは一人もいなくなることでしょう。 【「業界の慣例として認められている「部分的な引用」はあくまでもセリフなどの 文章部分のみ」としている。これも、違う。例えば、絵画の引用も「批評や解説が" 主"で絵画が"従"の関係である事」「公正な慣例に合致した引用である事」等の制限 はあるものの、引用は出来る。 この場合、著作者に許可を取る必要は無い。だから 、問題があるとすれば、 今回の引用が「公正な慣例に合致した引用」かどうかが問 題になると思う。(中略)逆に言えば、文字だけにしておけば、テキトーに書いてい ても権利者から文句を 言われないという「慣例」があるという事である。】 ここで大事なのは、「果たして絵を載せる必要があるのか」ということであります。 私もあの本を立ち読みしましたが、絵を載せる必要性がある描写は殆どありませんで した。普通の文章力のある人ならば文章だけで理解できます。それなのにあえて絵を 載せたのはやはり「小林氏のネームバリューを利用した」としか思えません。事実、 私は『金田一少年の推理ミス』という謎本を読んだことがあるのですが、この本には 絵の引用が一つもなかったにも関わらず、ものすごい説得力がありました。上杉氏も 自分の主張に自信があるのならば、絵を載せず、文章で勝負すべきなのです。 【「引用の正当性」であるから、「カット数が幾ら使われてる」とか「ページ数 に 換算して幾ら使っているからドロボー」という論理は、一時期あった「1回の漫画 に拳銃が何丁・キスシーンが何回あるから、有害図書」というのと同じで無意味であ る。】 しかし、あれは使い過ぎですよ。小林氏にしてみれば、自分の作品全てがかわいい子 供みたいなものです。愛着もあります。それなのにその子供たちが何の断りもなくコ ピーされ、大量出版され、「親(ここでは小林氏)」を攻撃する材料にされたんでは たまったものじゃありませんよ。やはり、小林氏の絵を利用する以上、敬意を払って 一度断りを入れるべきだったと思います。 【「糸圭秀実でも柳美里でも、絵を自分の文で説明して批判していた。それが物書き としての最低の仁義だ」とは思わない。「百聞は一見にしかず」。】 そうですかね。文章だけで理解できるものならば、別に絵を載せずともいいんじゃな いでしょうか。この場合の「百聞は一見にしかず」は、絵を見ることではなく、文章 の中身を「見る」ことではないでしょうか。 【「公人」ならば似顔を勝手に使われてもしょうがない。「不快ならば、 小林よし のりの似顔を描き返せばいいというだけの話だ」 というのも、ずいぶん乱暴な論理 だね。】 まあ、上杉氏は漫画家ではないですからね。彼の描いた絵を載せても、出版社側が承 諾しないかも。でも、巻末のところで「私が描いた小林よしのり」という風にすれば 、少しはその熱意が認められたかも。 【「この著作権侵害事件に関しては弁護士を立てて断固とした法的措置を取る!」今 後の正しい「引用」の線引きをはっきりさせるためにも、これは良い事だと 思う。 現状は、不透明な「慣例」の壁があって解りにくい。】 正しい「引用」の線引きって、そんな簡単に出来るのでしょうか。漫画にしろ、映画 にしろ、絵画にしろ、全てビジュアルな、感性で判断されるものなので、どうしても 個々人の判断基準が曖昧になりがちです。やはり、謎本みたいに、「文章で判断出来 るならば文章のみ。どうしても絵が必要ならば著作者の許可を得る」とすべきではな いでしょうか。 以上で終わりますが、もしよろしかったら、私のこの文章を他のゴー宣ホームページ に転載してよろしいでしょうか。転載するのは14章問題で有名な「少年院の教官」 さんのホームページなんですが。宜しくお願いいたします。 では、これからもゴー宣の感想を続けて下さい。楽しみにしております。 97.11.16 源ちゃん
早速メールを送って下さり、有り難うございます。 では、早速「少年院の教官」(白峯)さんに転載いたします。なお、私のメールもそ のまま載せて構いません。 「エヴァンゲリオン研究本」にしろ、「金田一少年の推理ミス」にしろ、「ゴー宣批 判本」にしろ、多かれ少なかれそのネームバリューを利用している所はありますよね 。それはそれでいいことだと思うんですよ、相乗効果で「エヴァ」も「金田一少年」 も「ゴー宣」も売り上げが伸びるわけですから。問題はその謎本の「中身」が読者を 満足させられるものであるか、ということに尽きます。「エヴァ研究本」の場合(私 はあまり読んだことはないのですが)、あの作品自体が「一体何を言ってるの?」っ て感じで不可解な作品なので、皆は研究本を読んで「なるほど、エヴァンゲリオンっ てこういう内容だったのか!」と自己満足できるんですね。この意味で「エヴァ研究 本」は「成功」なのです。 ところが上杉氏の「脱ゴーマニズム宣言」は、55章で小林氏に完全論破されてし まった上、立ち読みしてても「よし、買おう!」と思えるような本ではありません。 これから先、この本が大多数のゴー宣ファンに買われることはほとんどないでしょう 。結局大衆の眼には届かず、一部のゴー宣嫌いの人にのみ受け入れられるに過ぎなく なります。「エヴァ研究本」や「金田一少年の推理ミス」は絵や画面を使わなくても 大衆の支持を得るのに、「脱ゴー宣」は絵を一杯使ったにも関わらず大衆に支持され ない。そうなると「絵を載せなくても大衆を説得できるのであれば、絵を載せる必要 はない」という慣習が次第に出来上がってきます。そしてそれが法律にも影響する。 従って上杉氏の主張する「引用権」なるものは認められない、と私は考えます。 以上、私の考えをまとめると、 1.表紙に「エヴァンゲリオン」「金田一少年」「ゴー宣」と大見出しをするのは結構 である。相乗効果が期待できるから。 2.文で説得できるのならば、文のみにすべき。どうしても絵を見たい、と言う人は本 作品を買って、両方を比較しながら読むべし。「金田一少年の推理ミス」はこの方法 をとって本作品の売り上げを伸ばした。「脱ゴー宣」も「ゴー宣」がなければ存在し なかった以上、「推理ミス」と同様の方法をとるべきであった。それが礼儀である。 以上で終わります。 97.11.17 源ちゃん
(大久保のコメント) 漫画(絵画)の「引用」の是非が主な焦点ですかね。ざっと探してみたんですが、 以下の2つの書籍を参考文献として示しておきます。 ・「新訂版 著作権法の解説」 千野 直邦・尾中 普子(一ツ橋出版)P72- ・「別冊宝島EX マンガの読み方」夏目 房之介 他(宝島社)P218-
はしぐち@KIWIです。 はじめまして、最近このページを発見! いつも見てます。 > ・・・ここまで書いてから、今回の小林の意見は 「常に平和主義でいく > べきである。」という意見に対する 反発がメインである事に気付く^^; - え〜っと、最初に自分の考えにいうと僕は「憲法第9条は護るべき」派 です。 んでもって、これですが・・・ 僕もたしかに最近「反発がメイン」 になっていると思うます、がそれが悪いとは思いません。 というのも、小林に「理念なき反体制と思想なき信仰は無責任」という根本 があるような気がするからです。 つまり、彼は「理念か思想なき平和主義」 に反発したかっただけなのでは!? そうすると次の「理念/思想なき」の ターゲットは、諫早湾の「ムツゴロウを守れ」派と干拓推進派両方か?? ふっ、一人でしゃべってしまいました。 それでは・・・ makoto_h@kiwi.co.jp