ゴーマニズム宣言

(第200章〜第209章)

過去の章へ目次に戻る次の章へ


 
  タイトル 「SAPIO」  
第200章 小泉が「墨子」を引いて語る愚 2月25日号  
内容 今回は、墨子について。8ページ。
今回のゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
侵略・占領の自覚もなく、 他国のように軍隊として 人を殺すも可の資格を 法的に与えることもなく、 小泉は自衛隊を次々に イラクに送り始めた。
自衛隊の無事を 心から祈る。
だが、わしは 墨子の「非攻」の思想を 現代に蘇らせることを願う。 たとえ独裁政権だろうと、 侵略で崩壊させるのは 悪であると断言する!
  報復攻撃はするが、先制攻撃はしない。という事ですね。北朝鮮に対しても。
柱の言葉 小泉首相よ、「義を為すは毀りを避け、誉に就くに非ず」と言うなら、ブッシュにまず義を説かねばならない
  最近の「柱の言葉」は、本文のオウム返しが多いと思う。理由は、下手な事を書いて小林の機嫌を損ねない為ではないかと思う。
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第201章 大義も正義もなくていい保守? 3月10日号  
内容 今回は、「戦争の大義」について。8ページ。
今回のゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
「日本には大義も正義も いらない」と、強盗団のような 主張をする、 無知で不道徳な 新米ポチ保守ども、
日本の国柄を汚す やつらの名は、 歴史に 永久に残す!
  『ゴーマニズム宣言』に描くという事は、イコール「歴史に残る」という事でしょうか^^;。
柱の言葉 「世界で一人だけの馬鹿」で日本はいいのか!?
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第202章 国益のために台湾に無礼する日本 3月24日号  
内容 今回は、台湾独立について。8ページ。
今回のゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
道義や正義を 黙殺した外交は、 目先の利益・国益に 捕らわれた 貧者の外交である。
それは 長期の国益を 損なっている。
日本人が本当の 独立心を育てるためには、 今すぐにも主体的な 「道義外交」を 目指さねばならない!
柱の言葉 「国益を守る外交」とウソぶく「かばのバカ」どもこそ、日本の本当の国益を損ねている!
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第203章 プードルに学ぶポチの運命(英米同盟について) 4月14日号  
内容 今回は、英米同盟について。増16ページ。
今回のゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
「新米」を利用して 独立するなんてことは ありえない!
イギリスのように、 益々、属国化が 進むだけだ!
韓国のように 感情的な「反」ではなく、
独立自尊の精神を 失わぬための、 作法としての「反」を 我々は貫かねばならぬ!
柱の言葉 ポチの唱える「新米・見返り論」の行き着く先はアメリカに対する一方的従属であることを見抜け!
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第204章 総統選 日本に伝わらなかった台湾人の民意 4月28日号  
内容 今回は、台湾総統選について。増12ページ。
3月25日発売『わしズム』Vol.10も増ページしていますし、ますます創作意欲に火が付いているようです^^;。
感想 たとえ僅差でも、 多数決で決まるのが 民主主義というものなのに
多数決が民主主義ではない
基本は、「話し合い」。相手と論議して、自分の意見を納得させる。最終的には全会一致で決するのが建前。ただし、有限の時間で全員を説得する事は不可能なので、次善の策ということで、多数決で決するのが実情。だから、僅差の場合「話し合い」により、逆転する可能性もある。選挙の正当性が疑われる場合もあるだろう。

連戦が企んでいるのは、 「再選挙」! 選挙自体のやり直し!
自分が勝つまで 選挙したいと言っている だけなのだ!
中国人の感覚とは そういうものなのだ。 これは単なる 偏見や差別ではない。
徹底的に自己中心的!
差別と偏見だと思う^^;。仮に、連戦氏が自己中心的だとしても、それを「中国人」と一般化するのは、明らかに論理の飛躍。
まぁ、中国共産党からの突き上げもあって、彼も必死なのでしょう。
今回のゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
「現状維持」を アメリカも日本も 望んでいよう。
台湾人も 望んでいるのかも しれない。
だが、中国は 望んでいない。
「現状維持」という言葉の 落とし穴が、そこにある!
中国も、北京オリンピックを成功させるために、台湾に対して強硬な手段には出られない。逆にいうと、台湾が独立を果たすチャンスがあるのは、2008年まで。という、考え方もあるみたいですね。
柱の言葉 自己中心的な中国人に対する台湾人の忍耐強い闘い−−これこそが台湾総統戦の真実だ
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第205章 邦人人質に自己責任と言える資格があるか? 5月12日号  
内容 今回は、イラクでの邦人誘拐事件について。8ページ。
感想 アメリカにとってみたら、 自衛隊も民間人も どちらも占領統治の 支援者なのである!
自信満々に言い切っていますが、このロジックの前提は「民間人の安全が確保されている位、イラクの治安が安定している事」だと思うが。現在のように、各国の民間人が次々に誘拐されるようでは、逆にアメリカの占領統治が上手く機能していない事を宣伝してしまい、逆効果なのだから。

自衛隊は 民間人の呼び水と サマワでも思っている のだから。
自衛隊がイラクに行ったので、イラクに行ってみようと思う日本人民間人は、居ない。そんな風に勘違いするイラク人も居る筈が無いと思うのだが…。

普段、君が代を嫌悪し、 国家を否定してばかりいる 左巻きの人々が、 奇妙なことに今回は 「国が国民の生命を守るべき」 と主張し…
これは、国が個人の命では無く別のもの(権威なり見栄であったり)を守る事に汲々としていて、個人の命を顧みない事を非難している人々だと思うので、別に主張にブレは無いと思う。
(*) 左巻き≒サヨク=何となく左翼的思想に感化された人々。かな?

もちろん、退避勧告を 無視して、国の保護を 必要とせずの判断をした 子供の家族が、 当然の権利のように 国に要求していたのは おかしい。
「退避勧告を無視 → 国の保護は必要ない(0になる)」のだろうかという疑問がある。歩行者が信号無視して横断歩道を渡ったとしても、車の前方注意義務はある。事故を起こした場合、歩行者の過失も問われるだろうが、運転者の過失が「0」になるわけでは無い。
現在の世間の論調は、被害者の自己責任 → 国は全く責任を持たなくても良い。という極端に傾いているように思う。

後、小林はジャーナリストがイラクに行くことについても「個人主義」と非難しているが、報道員が行かなければ、それこそアメリカの都合の良い報道しか流れないことになる。戦場カメラマンとして有名な一ノ瀬泰造や沢田教一についても、同様の見解なのだろうか?。

今回の
ゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
今後、万一のことがあったら、 家族が 「国は見殺しにしてください」 と書いた遺書を、 発表すればいいのだ!
自衛隊は もはや撤退は あり得ない!
アメリカの 「テロとの戦い」を支持した 国民も、いざという時には、 国の見殺し作戦を 支持しなければならない!
こういう遺書を書いてイラク入りしている報道員も多いようですね。勝谷誠彦氏は、この遺書を信頼できる友人に預けていたそうです。家族だと、どうしても正常な判断が出来ないので。

しかし、最初に誘拐された3人については大騒ぎになったのに対して、次に誘拐された2人の方は、あっさりした報道でしたね。
柱の言葉 民間ボランティアが米占領統治を助けていることに親米ポチも左巻きもなぜ気づかないのか!?
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第206章 靖國参拝・違憲という「傍論」の暴論 5月26日号  
内容 今回は、「首相の靖國神社参拝への違憲裁判」について。8ページ。
感想  
今回の
ゴーマン
ごーまんかましてよかですか?
靖國訴訟は、 まだ、千葉・東京・沖縄で 続いている。 今後も予断を許さない。
国の弁護団は、 首相の「公式参拝」は 政教分離に反する ものではないという、 本質論から、 弁護を組み立て直す べきではないか!?
柱の言葉 事の本質は裁判官が何の法的拘束力もない傍論で私的な憲法判断を振りかざしたということだ!
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第207章 大義も正義もない捕虜拷問 6月9日号  
内容 今回は、米軍兵士によるイラク捕虜拷問について。8ページ。
感想 捕虜虐待について。
これは、 宗教そのものへの冒涜、 イスラム教全体への 侮辱である。
「文明の衝突」に話を持っていこうとしています。

産経新聞は アメリカ国民に対して 「これは首切られた 民間人の自己責任です」 と、忠告してやるがいい。
同時に、 「自作自演でしょう」 と言ってやるべきだ。
被害者の行動は、不可解な部分も多いみたいですね。

それにしても イラク邦人人質事件で 国内のマスコミ・評論家・公安・警察・政治家までが 「2ちゃんねる化」して、 「自作自演」や「陰謀論」を 信じ込み、公に垂れ流し、
「2ちゃんねる」という単語が、『新ゴーマニズム宣言』に登場するのは、何か新鮮^^;。

「責任」の上に 「自己」を重ねて 「自己責任」なんて 言うのは、 「頭部頭痛」って 言うようなもんだ。 馬鹿か!
なるほど。

自衛隊「撤退派」と 「残留派」の 政治的な攻防戦に 人質が利用されて、
「自作自演」などの 陰謀論まで流されて バッシングされている。 これはよくない!
ただ、どんな発言も反対の意見の人からすれば「政治的に利用」しているように見えますわな。小林にしても然り。

北朝鮮の何が怖い? いずれ 「え? こんなのに怯えてたわけ?」 ってことになるだろう。
なるほど。アメリカのテロに対する恐怖心も、傍から見たら過剰に見えますからね。そんなものかもしれません。

卑しいやつらだ。 何が保守だ。 『噂の真相』と変わらん!
今までは、『噂の眞相』の事を『噂の貧相』と言っていたのですが、元に戻ったようです。『噂の眞相』が、休刊したからかな?。

捕虜拷問の内実。妙にリアルな背景説明。本当なのか?。

米国は、「国際刑事裁判所」の 設置に同意すべきである。
そして、ブッシュもラムズフェルドも 死刑に処されねばならない。
笑える。でも、ここまではっきり書く人も珍しい。小林の面目躍如。

そう考えるのが 歴史感覚を宿している 日本人の常識というものだが、
^^;

米兵はイラクで怯えている。 (略) もはや米兵たちは 自分の大義も正義も 信じられない。 (略) だから、とうとう拷問を 楽しむところまできたのであり、 (略)
脈絡に無理がある。先の議論で、ラムズフェルドの関与を前提にしている訳だし。

だれが国家のために 死んだのか、 隠蔽したがっている!
卑怯な国・アメリカ! それは後ろめたい戦争だから。 「大義」なき戦争だから!
と言うよりも、人権の国アメリカ(自国民の「人権」ね)では、戦争で死者が出てはいけないのではないでしょうか(自国民の「死者」ね)。本気で、ミサイルも戦車も戦闘機も、無人機にして自国民の被害は出さずに敵だけ殲滅する気ですし。
「人が死なない戦争」。…薄ら寒い世の中ですが。

今回の
ゴーマン
ごーまんかまして よかですか?
国をつくるのは 歴史である。
一年二年で 好みの国を人工的に 作ろうなどと考える アメリカ人が馬鹿なのだ。
わしは一貫して反対した。 日本政府がこの戦争を 「支持」することにも。 自衛隊「派兵」にも。
支持した者たちよ、 「自己責任」をとりたまえ!
この「ツケ(責任)」は、個人ではなく世界全体で負う事になるでしょうね。パレスチナ問題と同様に。

柱の言葉 いまこそ日本はブッシュの「自己責任」を問え!
おまけ 今回も、「応援レター」無し。

<欄外情報>
「2ちゃんねる」=インターネットで、匿名で何でも書き込める便所の落書きみたいな掲示板。「噂の真相」はこれに負けて廃刊したようなもの。長崎のバスジャックの犯人少年が殺人予告をしていた。小林よしのりを殺すという話も頻繁にある。左翼運動家もカルト宗教団体も犯罪者も匿名で作為的な書き込みをする。自意識が肥大した者も必死で何かを主張する。嫉妬・憎悪・要求不満の捌け口としては必要か?
インターネットを毛嫌いしている小林らしいコメント。(似顔絵は、アシスタントの時浦氏ですが。)
私は、「2ちゃんねる」の将来に淡い期待を持っていたりしています。今後、ただの巨大な匿名掲示板だけではない、面白い進化をしてゆくかもしれません。

5月28日深夜には「朝生」。5月31日には福岡の筥崎宮で講演。5月いっぱいで『わしズム』の締め切り。『ゴー宣』の締め切りも5月いっぱい。そして今、新たなスペシャル本を描き下ろしている。大作だから猛勉強しながら描いてるが、なんとか秋までに出版できるといいのだが。
八面六臂の活躍ですね。多分、発売は少し遅れるでしょうが、楽しみです。

 
  タイトル 「SAPIO」  
第208章 再訪朝は侵略国への白旗外交 6月23日号  
内容 今回は、小泉首相の再訪朝について。8ページ。
感想 「世論調査」が、すでに 直接民主制を 実現させていて、
その結果の ポピュリズムによって、
「亡国ファシズム」という 反ナショナリズムへの道へ この国は転落している。
複雑な言い回しで、何が言いたいのか良く分からない^^;。
ポピュリズム=大衆迎合主義。ファシズム=全体主義。ナショナリズム=国家主義。…で?。

「世論調査」についても、以前は「庶民はマスコミより進んでいて、嘘を見抜いている!」などと持ち上げていたのに、小林の考えと逆の結果が出ると「衆愚」と断罪している^^;。
確かに「自己責任論」などを見ても、最近の世論は極端から極端に大きくぶれて、潜在的な不満が暴発する傾向があるので、危険な兆候ではありますが。
今回の
ゴーマン
ごーまんかまして よかですか?
今、日本で、 ナショナリズムが 再燃とか、 プチ・ナショナリズム とか言ってるが バカらしい。
日本に ナショナリズムは ない!
独立国家の意識が 右にも左にもない!
柱の言葉 侵略を黙認している日本に国家意識などない!
おまけ 今回も、「応援レター」無し。
 
  タイトル 「SAPIO」  
第209章 橋田信介の謙虚な勇気 7月14日号  
内容 今回は、2本立て。1本目は、イラクで殺されたジャーナリスト橋田信介氏について。8ページ。
今回の
ゴーマン
ごーまんかまして よかですか?
橋田信介は 何百発の銃弾を浴びて 戦場に散った。
日本が支持した 侵略戦争と 占領支援の 「罪と罰」を 一身に背負って。
何故か、一緒に殺害された甥の小川功太郎さんについては、ほとんど触れていない。
柱の言葉 未熟さを自覚してこそ他者に寛容になれる
おまけ 今回も、「応援レター」無し。


過去の章へ目次に戻る次の章へ

ホームページに戻る