ゴーマニズム宣言の感想文の感想 (2000年)



mark 台湾論について by. 菅
mark 初めまして・・・ by. 野村
mark あなたたちは負けました。 by. ohara
mark 感想レター by. Tad
mark 感想レター by. Kamogawa Hiroshi
mark 第113章感想文の感想。 by. ark
mark 感想レター by. うりっく
mark 戦争論「参考文献」の感想文への意見。 by. 土田 隆
mark 感想レター by. あくうかん



mark 台湾論について
 ゴーマニズム宣言に関する感想です。

 「台湾論」を読んでですが、面白い上、よく台湾がわかる話でした。
 私自身、2000年3月に台湾へ行きました。
 台湾の人は自分達のことを「台湾人」と言っていました。
 「我是台湾人」という感じで。

 中国との統一を考えているのは、国民党の長老
(蒋介石とともに逃げた連中)ぐらいで、14%の外省人のうち
2世、3世は台湾人というアイデンティティを持っていると思います。

 ただ、「台湾人と日本精神」や「Noといえる台湾」などの話の
丸写しが多いのではと、思いましたが...。

 蒋介石のことをボロカスに書いていました。
 確かに、蒋介石は残虐な行為をしましたが、
敢えて蒋介石の弁護をします。

 日本が戦争に負けた時、共産圏のソ連が
日本をドイツのように分断しようと考えました。
 しかし、蒋介石が反対したために、分断が免れ、
マッカーサーの指揮下になったとも言われています。

 それが本当なら、日本人が完全に蒋介石を否定することは
できないと思います。

 台北市内に蒋介石の記念館:中正記念館があります。
 その記念館には、蒋介石を神格化した展示物ばかりでした。

 何の意図があって、それを展示続けているのかと思うと
不思議に思いました。

                                     by. 菅 (H12.12/15)




mark 初めまして・・・
 こんにちは,初めまして,大久保さんのゴー宣ページを拝見させていただきま
した。色々な人の多種多様な意見を楽しませていただきました。そこで私も小
林氏の「戦争論」についての感想を書かして頂きたいと思い,メールを送りま
した。

 私の考えは基本的に小林氏と同じであり,小林氏の主義主張になんら反論はな
いのですが,小林氏の「戦争論」の中において私は違和感を感じていました。

 それは一体何なのだろうと思い2,3回読んでいるとだんだんその違和感が見
えてきたのですが,小林氏が「戦争論」の中で言いたかったのは,「公」の大
切さとそして,先の大東亜戦争の肯定(肯定といっては,語弊があるかもしれ
ませんが)の2つだったと感じました。その中で,小林氏の論法に違和感を感
じたのです。小林氏は「公」の大切さを説くために,大東亜戦争を手段として
使い、大東亜戦争を肯定(?)する時に,「公」を手段として使っていたので
す。コレでは,話が堂堂巡りになってしまいます。どちらかの手段を変えてい
れば,このような違和感は感じなかったと思います。

 だから何なのと言われてしまえば,それまでなんですが,私の感想を書かせて
頂きました。乱文すぎて読みにくいかもしれませんが,私の感想を呼んでなに
か思うところがあればぜひメールを頂きたいとおもいます。

                                         by. 野村 (H12.10/27)




mark あなたたちは負けました。
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          【 主文 】
 一 原判決主文第一項を次のとおりに変更する。
1. 被控訴人らは、原判決別紙採録状況(三〇)に示される漫画のカットを含む
    原判決別紙被控訴人書籍目録記載の書籍を出版、発行、販売、頒布しては
    ならない。
2. 被控訴人らは、控訴人に対し、各自金二〇万円及びこれに対する平成九年
    一一月一日から支払済みまで年五分の割合による金員を支払え。
3. 控訴人のその余の請求を棄却する。

 二 訴訟費用は、第一、二審を通じてこれを二五〇分し、その一を被控訴人らの
   負担とし、その余を控訴人の負担とする。
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 これを読んで、一体どこが勝ったといえるのですか。

 皆さんの努力は認めます。

 圧倒的に不利な判決の中、顕微鏡でも見るようなあら探しには、多大な時間と
労力がいったことでしょう。

 ただ、あなた方の論はひがんでいるとしかかんじられません。

 その努力は認めてあげますから、早く一審で小林氏が悔しさを露にしたように、
正直になった方が見た目にも美しいですよ。上告するならするで、この判決を一旦
「負け」と認めたが、納得がいかないというスタンスをとった方が世間受けしますよ。

 一審終了後の小林氏を見習いなさい。

 インターネットでふと、このH.P.を見たものより。

                                         by. ohara (H12.6/01)


(大久保より) 「あなた方」との事ですが、ここは個人のファンページですので、 なんか、勘違いしているようですが^^;。 取り敢えず、 > 【 主文 】 > 3. 控訴人のその余の請求を棄却する。 と言う事で、小林よしのり側の「完全勝訴」では、無いと思いますよ。 出版差し止めと、慰謝料については、小林よしのり側の勝ちですね。



mark ゴー宣をみて思うこと
はじめまして、大久保さん。
時々、ホームページを観ています。

さて、私は『SPA』版の頃より『ゴーマニズム宣言』を読んでいましたが、最近は小
林氏の激走ぶりについていけず、途中から読むのをやめてしまいました。

初期の頃は話に納得いく説明があって、面白かったのですが、途中からは相手を潰す
ために無茶苦茶な方法で説明していくので、途中から冷めてきました。

漫画の中で自分で考えろと宣言していたはずなのに、自分の意見と違う人が出てくる
と、「純粋まっすぐ君」と称して、考えること自体を否定しているところがあり、話
自体に矛盾している感じがしました。

また、初期の話で「権威主義」について批判をしていましたが、最近の小林氏の行動
を見ていると、「権威主義」そのものと言う感じがいがめません。漫画の帯で「権力
よさらば」という言葉に空しさが感じました。
漫画の中で小林氏が「サヨク」という言葉を使ってよく批判していますが、「サヨク」
という言葉が、社会主義に対する言葉というより、小林氏の思想(?)に批判をする人
を批判するための言葉にしか聞こえません。私怨もここまでくると読んでいて、自己
嫌悪に陥ってしまいます。

私は『ゴーマニズム宣言』を読んで、いろいろなことを考えさせてくれる道しるべに
なりましたが、今の展開には自分の頭で考えて、ついていけないと思いました。

おそらく、これからも小林氏は激走していくと思いますが、早く「自称思想家」から
元の「漫画家」に戻ることを祈りたいです。

大久保さんも「ゴー宣」のHP、がんばって下さい。それでは。

                                                by. Tad (H12.5/13)

(大久保より) 応援、ありがとうございます。 そうですね。確かに最近の小林の「激走」には、ついていくのが大変です。 でも、感想文を書くのは、結構楽しいです^^;。 これからも、無理せずに続けていけたら良いなと思ってます。 皆さんの感想も励みになります。今後とも、よろしくお願いします。



mark ?????????
レベル低いね、ここ。
読んでないでしょ。読んでも理解してないでしょ。(心情ではなく、論理性でね)
小学生よりも国語力ないでしょ?(あるわけないか)
識字率の低さの問題です。
漫画読んでわかんないんだから、話している言葉を聞くことも、文章も理解できませんね。
(あ、ゴー宣は無理か、この能力では)
いいよいいよ、そのうちついてくるよ。頑張りなさい。

                                             by. Kamogawa Hiroshi (H12.4/24)



mark 第113章の
感想文の感想。 by. ark
初めまして、この春大学生になったarkです。

> 『第113章 ナショナリズムを自覚せよ!』

> 日本の公用語を英語にしようという意見に対して否定的なのは当然でしょうね。

 私も、「英語を公用語にしよう」というこの考え方が理解できませんね。
 英語は便利と言えば便利ですが、公用語にまでしなくても良いと思います。
 #しかし日本語の漢字はだいたいのルーツが中国語だから、日本語として大事なのは、漢字の読み方だけ
  だったりするのかもしれないですね(笑)
 ただ、意味のない漢文等はハズしてもいいんじゃないか、と。
 受験時にそう思いました。漢字だってあんなに要らないんじゃないかと(笑)

> EU加盟国から非難されている、オーストリアの極右政党のハイダー党首について。
>
>「ここで厳密に思想して おかねばならぬことは 愛国心・民族主義 国家・国民主義としての
> ナショナリズムは これすなわち ナチズムなのか? ということだ」
>「ナショナリズムは 全て ホロコーストに 行きつくような 危険なものなのか?」
>「わしは否だと思う なぜなら20世紀の 狂気である ジェノサイド(大虐殺)は 
> むしろ共産主義国家 の内部においての方が ひんぱんに行なわれた からだ!」
> ナショナリズム=ナチズムも短絡的だが、共産主義=大虐殺も短絡的だと思う。

 奴はヒトラーの再来とか言われてるみたいですね。
 ナチアレルギーの欧米諸国に、足蹴にされるのはある意味しょうがないでしょう(笑)

 小林氏はちょっと説明の言葉が足らないんでしょうか?
 ナショナリズムも共産主義も、そのイデオロギーを他人に押しつけようとするときに、
 大量虐殺が発生しうるというだけであって、即危険とは言い難いですね。
 しかし、近年一番虐殺がおこったのは、ナショナリズムや共産主義かもしれない。
 そういうわけで、人々が、ナショナリズムや共産主義にアレルギーを示しているんだと
 私は思います。所詮、全く新しいナショナリズムや共産主義は発生し得ない、だから危険だ。
 というおばあちゃんの知恵袋みたいなかんじでしょうか。
 あ、やっぱり危険なことにはかわりありませんね(笑)

>「なのに ナチズムほどには 共産主義に対して 強いアレルギーを 世界の人々は
>  起こさない これは あきらかに おかしいのでは ないか?」
> これは、政治的な意図もあるでしょうね。あまり中国を刺激したくないという。
> しかし、あまりに好き勝手にさせていると、後で取り返しのつかない事態になる
> かもしれないし。匙加減の難しい問題ですね。マニュアルは無いし。
> 中国・台湾関係も緊張して来ましたしね。

 共産主義はロクな事を起こしてこなかったという背景もあると思います。
 #軍国主義も同様ですが
 ちなみに、ウチの学校の社会科教師は、ナショナリズム中国を危惧してました(笑)

>「中国のナショナリズムは 中華思想が核としてある ため 周囲にひたすら
> 領土を拡げていく危険な ものにならざるを得ない」
> 日本のナショナリズムは、安全なのかな?その根拠は?
>
> どちらかといえば、本来危険なナショナリズムをどうコントロールして
> 折り合いをつけていくかが今後の課題ではないだろうか。

 でしょうね。やはり折衷が一番なんでしょう。ただ、中華思想はヤバいとおもいます。
 あれに相当する思想は日本にはない。だから日本のナショナリズムは中国ほどには危険とはならない
 と、小林氏は主張しているんでしょうか?

                                             by. ark (H12.3/29)



mark 恐縮ですが私の感想を。
大久保さん、はじめまして。

私は、「ゴー宣」ビギナーの高校二年生、ハンドルネームうりっくと申す者です。
「ゴー宣」関連のホームページを探し、貴方のホームページを見ているうちに、
何かエールを送りたくなって、ここにいたった次第です。

大久保さんの「ゴー宣」に対する感想は、(これは多くの人が言ってることだけど)
一文一文をきちんと読み込み、それについて肯定もするし否定もする。
その姿勢の真剣さはまさに(クサイ言い方で申し訳ありませんが)
「よき観客の鑑」だと、個人的に思っています。

さてさて、このホームページには賛否両論共々ちゃんとした理由で投稿される方が
たくさんいらっしゃいますよねー。私は物事を論理的に考えるのが苦手なので彼らも
貴方もとてもうらやましいと思っているし、また自分がここで投稿することに
大変緊張しています。<^-^;>

まぁ、質問もあるのですが、一応ここで筆(?)をおきます。

応援していますよ!<^0^>/~~~        From:うりっく

                                             by. うりっく (H12.3/11)



mark 「参考文献」の感想
こんにちは。
 私も「戦争論」を読んでて頭が痛くなりました。
大事な事や、否定論者からの攻撃からの
「いいわけ」が小さなコマにさりげなく書いてあるので
気を抜けないし、相反する主張が同じ「戦争論」の中
の「ヨシリン」の意見として描かれている。

たとえば、「戦争を肯定するか」という単純な意見でさえ
「戦争論」271ページに太字で「戦争はいやです わしも!」
あるいは、37ページ「祖父たちの功績をたたえること」と主張
しながら、第19章。「悪魔の戦争」で、原爆と無差別空爆の
悲惨さを鬼気迫る迫力で描きだしておいて、
339ページ「「人間の不条理として常に何かを産み出してきた
「人間の戦争」の可能性すら奪った罪は大きい」と書いている。
つまり、原爆があるから戦争ができなくなった。原爆がなくなれば
戦争ができる。戦争が出来れば犯罪がへる。
339ページ「個人の戦争欲がぶすぶすと時折噴出して犯罪
となるくらいは当たり前ではないか!」
うーん、小林よしのり恐るべし。
 全編、こんな調子で、読みづらい事、甚だしい。
 私の疑問はプロの表現者である、小林よしのりが、何で
こんなものを描いたんだろう。15章の「痛快な戦争体験」
も全然かっこうよくないし。漫画家は本業だったはず。
同業の漫画家の戦闘表現を勉強する事さえないんだろうか。
 ネット上では、小林よしのりに反対する主流として、
自由主義史観反対論者、歴史修正主義反対論者
あるいは、人間性に問題あり論者が幅を利かせていますが
作品世界でも、こんなにユニークだとは。

こんなユニークな作品がどんな本を参考にしているか
興味がわいてざっと調べてみたら、3番目と4番目に
「日本軍の小失敗の研究」「続・日本軍の小失敗の研究」
三野正洋 光人社が!
この本、戦訓として軍事知識という客観的な情報で、
日本軍の問題点を洗い出した名著で、実際、「戦争論」
の随所に参考にしたと思われる。200ページなんかモロ。
(小林派も、反小林派も抵抗なく読める本なので一読をお勧めします)
軍事知識という常識で、当時の大日本帝国軍を理解した時。
「個よりも公」がいかに虚しいものか想像できます。
この本をしっかり読んでいれば、戦争論なんて、恥ずかしくて描けない
代物です。

たしかに。
「以上、ナナメ読み、ひろい読み、ツマミ読みを含む、試験前の一夜漬け、
ヤマ当て読書の要領で。」
だったわけだなあ。

                                    by. 土田 隆 (H12.2/18)



mark 無題
見るだけ見てほなさいならって行こうと思ってたんですが、あなたのゴー宣に対する
考え方を読むにつれて何か応援したくなってメール打ちました。正直いって小林よし
のりの考え方については80%以上私は支持しておりますが、あなたの彼に対する考察
は90%以上を超えます。特に例の変なアンケート集計の件については「あれ?おかし
いんと違うか?」と思っていた事について明確にコラムされています。もちろん何も
発信をしていない私などが言える立場にはないかも知れませんが、あなたのHPを支持
します。それがあなたにとって少しでもやりがいになる可能性があると思うがゆえ支
持します。本来は私自身も発信せねば対等と思われないとは思いますが、人それぞれ
時間の使い方が違ったり、得意分野が違ったりします。私は私なりの出来る事をやろ
うとは思っていますが、HP発信等あと言葉の使い方一つを取っても私はあなたにかな
いません。よって支持する事によって存在意義を高めようとおもっています。様々の
中傷等あるでしょうがめげずにがんばって発信して下さいね。必ず読みますから。

                                             by. あくうかん (H12.2/17)



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