ゴーマニズム宣言の感想文の感想 (2002年)



mark はじめまして by. 茂木 園秀
mark ass hole by. 山本 篤史
mark ご無沙汰しています… by. 山田 浩二
mark 二面性 by. まつ
mark ご意見です。 by. kyoichi
mark はじめまして by. しがないサラリーマン
mark 第163章について by. ここ
mark ゴーマニズム宣言についての大久保さんのウェブページについて by. ここ
mark はじめまして by. 高坂



mark はじめまして
茂木園秀と申します。
いつも楽しく貴HPを拝見させていただいてます。

小林よしのり氏のゴーマニズム宣言に対して、
バランスの取れた批評に常に感心しており、
私もなにか言いたくなってメールいたしました。

私は以前、『SPA』時代には熱狂的に「ゴーマニズム宣言」
を愛読いていたものですが、氏が従軍慰安婦論争や南京事件論争
に手を染めたころに、「これはちがう」と気付き、以後、冷ややかに
読んでいる者です。

氏に対して数々批判したい部分はあれど、最近気になったことを
書かせてもらいます。

小林氏の論調の中で『戦争論』のころからぼつぼつ目に付き、昨年
のテロ事件より一層顕著になってきたものにアメリカの陰謀説がありす。
大平洋戦争に追いこまれたのはルーズベルトの陰謀であるという、たぐい
のものです。

アメリカはいうまでもなく大国であり、その国家戦略は巨大なものでは
あります。しかしながら、またアメリカも人間が作る国である以上
エラーは避けられません。ベトナム戦争や米朝会談ど、アメリカの
国家戦略が完全に上手くいくとは限らないのは自明の理です。

事実アメリカは戦後の戦略を見ても、絶えず修正を迫られたり、内政に
足を引っ張られたりしているのが現実です。

そのような現実を無視し、アメリカを陰謀国家のように描写し、
日本における諸問題をすべてアメリカが原因のようにいうのは
問題があると言わざるをえません。

勿論、これが一般の支持を得られるかと思うと疑問ですし、
他のマスコミも馬鹿ではないと思います。
ただ、小林氏自身がこの主張を続けていくうちに、
アメリカ陰謀論から、陰謀論の罠ともいうべきユダヤ陰謀論
にシフトするのでは、という危惧をどうしても抱いてしまうのです。

陰謀論者がナショナリストであるというのは良くあるケース
ですし、日本を絶対化し、その尺度で他国を批判する
という小林氏のスタイルも、陰謀論者に共通しています。

ユダヤ人への批判は、すでに『戦争論』の原爆の下りで
触れていましたが、私見ではユダヤ陰謀論に傾倒していく
危険が大いにあると見ています。

小林氏の強烈な主張には、反発と同時に感心もしていましたが、
アッチの世界に飛んでいってしまうと残念です。

あと、もう一つ気がついたを書きます。
以前から小林氏のマンガがネームが多いと指摘されていました。
しかしながら、それに見合うだけの強烈な絵で辛うじて、ネームとの
バランスをがとれていたと思うのです。しかし、ここ数号の
『ゴーマニズム宣言』を読むと、絵が荒れてきたとした思えません。
忙しいのかもしれませんが、漫画家と名乗る以上、絵が荒れるのは
不名誉なことです。
その傾向は『わしイズム』にとくに顕著で、そのせいで余り面白い
と感じませんでした。

もしかしたら、小林よしのり氏の漫画家としての終わりが近付いているのかも
しれません。
杞憂であればいいのですが。

大久保様はどう思われますか。

                                      by. 茂木 園秀 (H14.9/28)




mark ass hole
よしりんが一番大切なものと思っているのは、自分の国や地域や家の文化や慣習

であって、それを踏み潰す存在が全く関係のない、文化や慣習を理解していない

ものならば大いに反発すべきと考えているのではないでしょうか。壁は自ら乗り

越えていくもので、他者の助けは納得した上でうける必要がある。「理論的、合

理的に正しいからこうしなさいと言うのはあなたの価値観であって私は違う。」

というのがよしりんの考えで、まさにごーまんかましてると思われるかもしれな

いが、私は賛成です。「サルはサルでも俺は日本ザルで、アメリカザルじゃ

ねー」ということであって、逆もまた然りは当然だ。アメリカザルがほかのサル

を駆逐するのは弱肉強食で自然の摂理といわれればそれまでだが、ひれ伏さなけ

れば生きていけないなら、私はプライドのために戦うと思う。どういった手段で

も有効ならばやると思う。だから同じ状態に置かれたものに共感できるから、よ

しりんが言っていることにも共感できる。いわゆるポチ・ホシュは身も心も去勢

されているからポチ・ホシュといわれるのだと思う。

                                      by. 山本 篤史 (H14.9/18)




mark ご無沙汰しています…
大変、ご無沙汰しています。。。

今回は、最近のゴー宣についてです。。。

応援レターのTadさんと内容が重なりますが・・・。

私は、よしりんの昨年の同時多発テロ以降の、虚妄かつ感情的な反米論やイスラム原
理主義=イスラム国家、という無理のあるイスラム論(これは、一般のイスラム教徒
への侮辱では!?)に、ついていけなくなり購読するのをやめました。。。最近は、
SAPIOも立ち読みだけです

よしりんの反米論ですが。。。国際社会の力学やらを日本の国益、公益などの観点を
無視して、親米保守(ホントに、親米かな?)の論者を攻撃している面が、あまりに
も目立ちすぎます。。。

170章のアメリカ人の男に、媚び諂う尻軽女と日本の将来や国益を冷静に見つめて
米国支持を主張する保守系論者を同等に扱う、下りなんか、その最たる例で、読んで
いて馬鹿馬鹿しくなりました。。。

今月の「諸君」で、中西輝政氏が書いているように今こそ保守が小異を捨て団結し、
戦後日本を蝕んできた残存左翼やサヨクと一大決戦を挑まなければならないの
に。。。「最近わしに、大儀のために内輪もめをするな、と忠告する年配者が時々い
る」「冗談ではない。これは根本的な精神のありようの問題なのだ!」と描いていま
す。。。

どうも、よしりんという人は、自身への批判や非難に耐えたり、公益や国益のために
自身を殺す、と言う事が出来ない人みたいですね。。。なんか「ゴーマニズム」じゃ
なくて「エゴイズム」です。。。

また、イスラム論の下りで、コーランに解釈は許されない、忠実に辿れば原理主義に
ならざるおえない、と描いていますが、この考えに忠実に辿れば、新旧シリーズで、
一貫して主張していた、真言宗の経典(法華経でしたっけ?)の解釈を否定する事に
つながらないでしょうか?

そうやって自分の頭で、考えているうちに、ゴー宣についていけなくなりまし
た。。。

以上の理由で、私は、よしりんファンを卒業します。。。

稚拙な文でしたが、読んで頂いてありがとうございました。。。

大久保さんのご活躍を心からお祈りします。。。

                                    by. 山田 浩二 (H14.7/13)




mark 二面性
 初めまして。ウェブページ楽しく読ませてもらってます。日課になりそうです。

 私がまず、言いたいのは、よしりん先生は情に厚いということです。
 「新ゴー宣」11巻p204とp207でぺシャワール会の中村哲先生の紹介がして
あります。ぺシャワール会といえば、今度のアフガン空爆でテレビに出たりして、
ちょっとは有名になりましたが、地方の地味なNGO団体ですよ。

 でも、こんな風にさりげなく、後押ししてくれる。哲先生ファンのまつにとって
は、うれしかったですねえ(*^_^*)。
涙がチョチョ切れましたよ。

 でも、反面よしりんは投げやりなとこもある。この二面性が素晴らしい。そりゃそ
うですよね、全部親切だったら、身が持たない。

 このウェブページの感想でよく、よしりんの意見を相対化させているという批判が
よくあるんですけども、よしりん自身にも相対的なとこがあるんじゃないでしょうか。

 自分の意見を曲げないところと、臨機応変に変えていくところと。
 だからこそ、柔軟かつ説得力をもって、作品を描いていけるのだと思います。

 そこんとこをわかっていないと、いつかアンチのほうへ行っちゃうかもしれない・
・・。アンチの人たちの中にも、元は、大ファンだったという人がたくさんいると思
いますから。

 小林よしのりは昔と変わったという人がいるかもしれないけど、目先の意見は違っ
ても、根本ではいつも同じですよ。
 彼は、ただ、真実を求めているだけです。時には真面目に、時にはおちゃらけて
・・・。

 その二面性が、彼を時には天使のように、時には悪魔のように見せるのでしょう
ね。私は、そこがよしりんの魅力だと思っています。

 突然のメール失礼しました。よしりん先生、そして大久保さんのご活躍をお祈りし
ております。

                                    by. まつ (H14.7/10)




mark ご意見です。
 「人に根拠を求めず。法に求めよ」という言葉があります。

 この言葉について、いかにお考えですか?

 この場合の法というのは、法律だけに限らず、国家理念と
捉えてもいいかもしれません。

 お考えをお聞きしたかったもので。

                          by. kyoichi (H14.5/28)


(大久保より)
しばらく、お待ち下さい…



mark はじめまして
はじめまして、いつも楽しく読ませていただいてます。

わたしも、よしりんファンですが、あなたのサイトはゴーマニズム宣言の
理解を深めるのにすごく役に立ちますね、こういう角度からの見方もある
のかと考えさせられます。

あと、大久保さんは副島隆彦というすこしかわった政治評論家がいるのを
ご存知でしょうか、いまの日本人の常識からはかけはなれた、読み方をし
ている人です。(よしりんに近いかも)

ホームページも作っておられるので、もしひまがあればのぞいてみてくだ
さい。大久保さんがどのような感想をもたれるか興味があります。わたし
は、半信半疑というところです。

                               http://www.soejima.to/

突然ですが失礼な、メールすいませんでした。なにせ、自分でものを考え
るだけの知識も能力もないので、大久保ならどう考えるか知りたかったの
で、つい。つまらないメールを読んでいただきありがとうございます。

                         by. しがないサラリーマン (H14.5/23)


(大久保より)
しばらく、お待ち下さい…



mark 第163章について
2回目のメールです。
ごぶさたしています。

余談ですが
 チャットをやりましたが、あまりにもレベルの低い会話について
 ゆけずに、再び政治等について討論したくなり、もどって
 きました。

私は、始めから辻本氏が、大嫌いでした。
とにかく、うるさく批判するだけで、実行力をともなわないからです。
以前ピースボートにいたようですが、大した事はないでしょう。

従って、辻本氏には一切同情する気になれません。

やはり政治にはどうしても金がかかるので、どこかでしわよせが
かかると思います。
しかし社民党は、クリーンを第一としているので、今回の事が
起きたと思います。
クリーンな政党など存在せず、その事を163章では、いいた
かったのではないかと、思います。

一般弱者の税金の問題と政治家のような強者の税金の問題
では、質が違うと思います。

しかし、あの辻本氏が本当に体の具合が悪いというのは、
本当なんでしょうか。

                                   by. ここ (H14.4/24)




mark ゴーマニズム宣言についての大久保さんのウェブページについて
ゴーマニズム宣言について、議論しようとしているページという
ことなのですが、私にも意見があります。

そこでウェブページに書き込もうとしたら、掲示板らしきものが
見あたりません。(間違えでしたらすみません)

掲示板がないと本当のナマの声が聞こえないような気がします。

もしかしたら、自分に都合のいいことだけを、書いているのでは
ないかと勘違いしてしまいます。

やはり掲示板を作って下さい。
勝手なおねがいですが。
それの方が、おもしろいと思います。

                                   by. ここ (H14.3/25)


(大久保より)
しばらく、お待ち下さい…



mark はじめまして
大久保俊宏様。はじめまして、高坂と申します。『奇魂』という批評同人誌を発行し
ている者ですが、漫画も好きで時々論じています。私は元々少女漫画ファンですが、
様々な意味で小林よしのりにも興味を持っています。それで、小林を取り上げておら
れる貴ホームページも時々拝読しております。最近、弊誌のホームページを開設した
のですが、その中で「奇魂通信」というコラムのコーナーを作っています。最新回は
小林よしのりが「つくる会」と訣別した出来事について書きました。お忙しいとは思
いますが、お時間がある時にでもお読み頂ければ幸いです。またご意見・ご批判など
ありましたらよろしくお願いします。
突然このようなものをお送りしまして大変失礼しました。これからも時々寄らせて頂
きます。
                               http://www8.plala.or.jp/Kusimitama/

                                                 by. 高坂 (H14.3/5)




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