スクラップブック
自分にとって、興味ある新聞記事を切り取って貼っておくページです。
(毎日新聞 平成10年2月2日夕刊 「深層への思考」より)
・ 援助交際はなぜいけない −「お金で買えぬもの」をお金で求める逆説−
(加藤 典洋)
村上 龍・三島 由紀夫・宮台 真司・「100万回生きたねこ」という私の良く知っている
人物などをキーワードに論を展開してるので興味深かった。
文筆家は、時間貸しで右手を「売る」。しかし、売春は、世界を味わう基本である
「舌(主体・基体)」を売ることだから、やめたほうがいいというもの。
「この童話は、援助交際の少女達の回復がなぜ可能かを語っている。しかしそうであることで、わたし達の物語ともなっている。」
(毎日新聞 平成10年2月2日夕刊 より)
・韓国の村上春樹 -共有する空虚と喪失- (吉井 盛一)
韓国では、80年代の学生運動の後の空虚感が漂っているらしい。そういう雰囲気に
村上 春樹の文学があってるらしく、
ベストセラーになってるようだ。
「89年に出された『ノルウェイの森』の韓国題が『喪失の時代』となっていることが
村上春樹の韓国での受容を象徴しているように思う。」
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