電気自動車について



《 電気自動車が普及する事によって環境が良くなるか? 》

・ 車から出てくる排気ガスが低減する訳ですから、車から直接出てくる排気ガスに よる被害はましになるでしょう。

・ しかし、これはガソリンを使って車のエンジンから発電するか、発電所の 電気を使うかの違いであり、電気の貯蔵はロスが大きい事を考えると 地球全体から見れば環境に与える影響は大きくなる可能性もある。

・ 原子力発電は、環境に優しいという考え方もあるが、火力発電の際に出る煙(=気体)が放射性廃棄物(=固体)に変わっただけ。
気体よりも固体の方が封じ込め易いという観点からは、原子力の方が優れているが、 放射性廃棄物の毒性や取り扱いの難しさを考えると、話はそう単純ではない。

・ ハイブリットカーは、今まで無駄に捨てていた運動エネルギー(ブレーキの摩擦など)を出来るだけ電気に変換して、不完全燃焼を起こし易い起動時などに流用し、 出来るだけ燃費効率を良くしようとする方向。多分これからはこの方向性が主流となるだろう。

・ メーカーや消費者にも、「地球に優しい」「地球環境を考えている」というポーズを とる事が「カッコイイ」。空ぶかしやアイドリングは、「ダサイ」。 というイメージが出来つつある。これも普及にとってプラスに作用するであろう。

・ こういう「世間の、異論を許さぬ空気のこわばり」 (By 小林よしのり) って言うのは、結構効くんです^^;

・ 当然、これらは根本的な解決にはなっていない。が、やらないよりはマシ。


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