日経産業新聞 1998年1月16日(金)朝刊 ・ JT、逆風化でも余裕 -増税・テレビ広告自粛…- たばこ天国ニッポン 年々低下の喫煙率 増え続ける消費量 (内容要旨) 煙草に対する風当たりが強くなっているが、煙草業界は案外冷静。 消費量も90年度から7年連続一貫して伸びつづけている。 理由は、団塊ジュニアが成人してきていて消費量が増えている。 長年有害性が指摘されているのに、日本人の煙草好きには大きな 変化が見られないから。バッシングの割には市場は確保されている。 「3400万人の喫煙者は結構あっけらかんと吸っている。 たばこから意識が遠ざかっているとは思えない」 JTの煙草税を除いた売上高は1兆円強。97年度3月期は 1300億円以上の経常利益。JTよりも巨大企業の米フィリップ・ モリスは日本市場シェア13%。