「羊たちの沈黙」と「セブン」を足して2で割ったような作品。
アメリカで大ヒットしたようで、前宣伝も派手にやっているので期待して観に行って
しまうと思うのですが、あまり期待しすぎていると「期待外れ」に感じるかも。
案外あっさりしていて、「ソツ無くこなしました」ってな感じでした。
竹中直人監督作品の3作目。
原作に忠実に作ろうとしている。
---
文句無しに面白い!。出だしでいきなりハン・ソロを助けるとか、下手に
ドラマを盛り上げようとしない濃密なストーリー展開は、1作目と同様。
主要な登場人物が皆んな大活躍で正にスペースオペラの代名詞「スターウォーズ」
の名に恥じない出来栄え。いまだにこれを越えるスペースオペラって
ないのではないかな?
既に、次回作の製作も始まっているようである。楽しみである。
余談だが、砂漠の怪物「サルラック」は、
宇宙船サジタリウスの「スイード編」
に出てきた怪物に、緑の森エンドアの原住民「イウォーク」は、「ルナ王女編」の
ケポック人にそっくりである。
もちろん、スターウォーズの方がオリジナルでしょうが^^;
---
面白くなかった。前半のアクションシーンでお金を使い果たした感じ。後半の
人間ドラマも、TVドラマみたいで陳腐。結構「面白い」という評判だったのが
不思議。「うなぎ」も、いまいちだったし・・・。やっぱり、日本映画って
斜陽なのね;_;。
---
前回の映画は、TVを見てない人には楽しめない作りでしたが、今回は
ストーリーはともかく映像的には充分楽しめると思います。
あの圧倒的なイメージと前衛的(ほとんど狂気)な手法の数々は、
一見の価値があると思います。
動物虐待からエスカレートした殺人鬼が出てくるサイコホラー。
感想。アニメ版の「風の谷のナウシカ」の焼き直しのような感じ。
しかも、ラストが安易になってしまっている。
1作目に比べて見所が少ない。3作目のための伏線が多いためだろう。
1本の映画としては、あまり楽しめなかった。1作目は、当たるかどうか
分からなかったので、詰め込めるだけ詰め込んだ感じがあるが、今回は
ヒットして逆にアイデアを小出しにしてる感じ。次回の「ジュダイの復讐」
に期待。
---
1作目に比べてCGが格段に進歩しているのは当然として、前作に比べて「ホラー」
色が強くなっている。本来、恐竜が出てくるだけでワクワクするはずなのに、
恐竜を必要以上に「恐ろしいもの」として描いているのが納得いかない。
意味も無く、人間を襲っているように感じた。「恐竜を蘇らせた人間への自然の怒り」
というチンケなテーマがあるようで、実はテーマは何も無い。
テーマが無いのはいいんだけどね。映像は、やっぱり凄い!
---
初公開から、20年目(日本公開から19年目)だそうです。私は、初めて
見ました。凄い!「七人の侍」「スターウォーズ」は必ず見なさい。
---
藤子先生の遺作という事で、久しぶりに見に行きました。
---
「泣いて下さい。」という(ある種、卑怯な)キャッチフレーズに対して
「泣かして貰おうやないかい」という不純な動機で見ました。・・・結果から
言えば、泣きました。お爺さんが亡くなる場面はどうしてもほろりと来ますね。
ただ、友達も才能を見出してくれた理解者も居るのにネロが死ななければなら
なかった理由がやっぱり分かりません。だから、ラストシーンは感情移入
出来ませんでした。
---
私はファンですので、2700円(2回見た^^;)出してでも新作が見れたので
満足ですが、 一本の映画としてみた場合の評価は、0でしょうね。
映画の体裁が取れてないから。
---
岩井俊二監督の作品は初めて観ました。予告編の
日本映画らしからぬ亜細亜的な雰囲気だけで
観ました。結果・・・良かったです。素晴らしい!
日本が舞台でありながら、とことん無国籍で
雑多な雰囲気をきちんと描けていた。
日本語と中国語、英語が錯綜する構成も
独特の雰囲気を持っていて、日本映画の新しい可能性
を予感させるものがあった。
それでいて、日本映画的な繊細な心の動きや情感も
表現されている。一見の価値ありだと思います。
残念ながらR指定なので15才未満の方は観れません。
たいしたシーンはないのですが、何故だろう?
---
最近のディズニー作品は、「美女と野獣」見てない。
「アラジン」たるい。「ライオンキング」そこそこ。
「トイ・ストーリー」CG映画の可能性を感じさせる。
と、あまり高く評価してませんでしたが、今回の
「ノートルダムの鐘」は、素晴らしかったです。
ガーゴイルをコミックリリーフとして登場させる
いつものやり方だけはあまり馴染めませんでしたが、
子供達の興味を引き止める為の手法としては正解だと
思います。特に、この話は全体のトーンが陰惨なもの
であるだけにここまで子供向けに逃げずに描き切った
点は手放しで評価できると思います。
---
ビリケンとは、大阪・通天閣に鎮座まします神様の名前。
関西人でもその存在を知る人は数少ないと思われる。
(ウチの両親は知らなかった。)
それを、主人公にした物語がこの「ビリケン」である。
内容は、擬人化されたビリケンと通天閣界隈の人々との
交流を描いた人情喜劇です。
はっきり言って出来は、それ程ではないですが、地元が
舞台という事で私は楽しめました。こういう楽しみ方も
ありですよね^^;。
他にも、通天閣が全国で3番目に*低い*事や、
何故アメリカの彫刻家が作ったビリケンが通天閣にあるのか、
ビリケンがビビアン・リーと「共演」していた事など
を知る事が出来て良かったです^^;。
---
貴方は、社交ダンスを知ってますか?これを観れば、
貴方も社交ダンスをやってみたくなるかもしれません。
良い映画には、そういう力がありますよね。
実は、私も一瞬そういう気になってしまいました^^;。
前回の「シコふんじゃった」は、相撲の魅力を
描こうとしたんでしょうが、実はあまり好きな作品
ではなかったです。
キャッチフレーズに「もう一度、人生に恋しよう」
とあるように、この映画は、人生にちょっと疲れた
サラリーマンのお父さん達に観てもらいたいですね。
まだまだ人生、捨てたもんではない。と思える事でしょう。
いや、私はまだ若いですが^^;。
---
【 C U R E 】
黒沢 清 脚本・監督
パンフレットに、「昨今、人の心の暗部をテーマにした映画や小説、
ドラマが注目を集めている(から、便乗して作りました)。」
と書いてある時点で、大した作品ではない事は予想できたのですが・・・。
予想通りでした;_;。
---【 M I B 】
スティーブン・スピルバーグ 監督
エンターテインメントとしては、悪くない。
---【 東京日和 】
竹中 直人 監督
私は、1作目の「無能の人」(原作:つげ義春)を観た時からの
ファンなんですが、今回は無茶苦茶良い出来でした!
今までの「無能の人」「119」ももちろん良い作品なんですが、
結構アクが強くて、好き嫌いがはっきり出てしまう部分があった
と思う。でも、今回の「東京日和」(原作:荒木 陽子+経惟)は
万人受けする内容だと思う。
それでいて、竹中直人の世界をきっちり作り上げていて見事というしか
無い!「Shall we ダンス?」
のように大ブレイクしないかなぁ。
お客の入りは結構良かったです。
---【 ジャングル大帝 】
手塚 治虫 原作
そのため、「原作未満」の出来栄えにしかならない。
中途半端なCG等と合わせて、お子様ランチな印象は
拭えない。子供にも、本当に楽しめるかどうか疑問。
【 スターウォーズ 特別編 −ジェダイの復讐− 】
ジョージ・ルーカス 監督 【 誘 拐 】
渡 哲也 主演 【 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 THE END OF EVANGELION Air/まごころを、君に 】
庵野 秀明 監督
但し、残酷描写や性的な描写が多いのでそういうのが嫌いな人には
お勧めできません。
ストーリーは、例によって一筋縄ではいかないのですが謎解きしだすと
きりがないので辞めときます^^;
---【 乱気流 -タービュランス- 】
ロバート・バトラー 監督
米国の調査では、殺人鬼の半数が動物虐待僻があるというデータが
あるそうで、六田登の「歓びの日々」にも同じような殺人鬼が出てきます。
世は正に世紀末。フィクションにも世相や人々の不安がそのまま
反映しているという事でしょうか。
アクションシーンは、頑張っているのですがこの程度では吃驚しなくなって
しまいました。人間の欲望って限りが無いのね^^;
---【 もののけ姫 】
宮崎 駿 監督
アシタカ --> ナウシカ
エボシ御前 --> クシャナ
ジコ坊 --> クワトロ
シシ神 --> オーム
と対比できるかな。ジコ坊は、もう少しひねっているが。
ナウシカは、風の谷の住人でありながら蟲とも会話が出来る。
今回は、アシタカが村の住人でありながら森の神々の立場にも立つ事が出来る。
サン(もののけ姫)も、神々の立場でありながら人間(アシタカ)を助ける。
しかも、元々は人間である。
まず、犬神のモロに育てられた人間の子・サンが、モロの子を従えている点が
既におかしいと感じる。この時点で犬神は人間に隷属・支配されている事に
ならないか?少なくとも、モロの子と対等に育てられるべきはず。
まぁ、それはいい。
シシ神の行動が意味不明である。一度、アシタカの傷を治し、呪いは解かなかった。
これが、最初のシシ神の「意志」であったはず。
首をはねられたシシ神は、森を枯らせる。これは、シシ神が司る「死」が暴走
したのだろうか?それならば、首が戻った時点で・・・
・・・ラストが安易と書いたが、書いてるうちに気が変わってきたので、
考えを纏めてから、続きを書こう^^;
トトロのような、妖精「コダマ」が出てくると、子供が大喜びしますね^^;
ラスト近くで雪のようにコダマが降るシーンは、凄いですが。
でも、ラストで又ひょっこりと現れる。人間にも神々にも属さず、
怒りや恨みの想念すら存在しない「奇跡」の存在なのでしょうね。
青柳祐介の『川歌』という作品に出てくる「ワラシ」と良く似てる^^;
グワチャ グワチャ。シバテンとかも出てきます。良い作品です。
---【スターウォーズ 特別編 −帝国の逆襲− 】
ジョージ・ルーカス 監督 【ロスト・ワールド】
スティーブン・スピルバーグ 監督 【スターウォーズ 特別編】
ジョージ・ルーカス 監督 【ドラえもん −のび太のねじ巻都市冒険記−】
藤子・F・不二雄 原作
・・・やっぱり、「のび太の恐竜」「のび太の宇宙開拓史」と比べると面白くない。
ま、思い入れもあるんでしょうがね。子供たちは喜んでいたようなので、
良しとしよう。大人になっても覚えていてくれるかな?
これからは、先生の新作は見れなくなるんですね。悲しい;_;
【フランダースの犬】
日本アニメーション 制作 【新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Death & Rebirth シト新生】
庵野 秀明 総監督 【スワロウテイル】
岩井 俊二 監督
一応、お金を巡る物語で確かにその視点で観ると
ストーリーは把握しやすいのだけれども私は
特に「お金」を意識しないで観て充分楽しめました。
逆に意識しすぎると本質を見失ってしまう気もする。
パンフレットに「子供達にお金を破かせたんだけど
これってやれそうでやれない事だよね。」とある。
・・・確かにやれん。何故だ。
【ノートルダムの鐘】
Walt Disney 制作
原作との変更点。カジモドは、顔だけでなく言葉や
知能にも障害があった。ラスト直前のシーンは、
エスメラルダがカジモドを通り過ぎてフィーバスに抱き付く。
ラストシーンは、民衆に迎え入れられる2人をノートルダム
寺院の頂上から寂しげに見下ろすカジモドのシーンで
終わる。
【ビリケン】
阪本 順治 監督 【Shall we ダンス?】
周防 正行 監督
ホームページに戻る